推し紹介

【縁切り上等!】頼れる可愛い離婚問題専門の弁護士様!

縁切り上等!ー松岡紬
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ほろにがい
ほろにがい
仕事のときとプライベートのときで雰囲気がガラッと変わるのが最高

作品について。

今回ご紹介する作品は、新川帆立さんの『縁切り上等!離婚弁護士 松岡紬の事件ファイル』です。

新川帆立さんの作品では、以前『元彼の遺言状』の推し紹介をさせていただきました。

みなさんご存じの通り、新川帆立さんは元弁護士さんです。
(プロ雀士の経験もあり、非常に面白い経歴ですよね!)

そのため、法律が絡んだお話が多いんですね!
今回はタイトルの通り、離婚問題にまつわるお話です。

3組に1組が離婚すると言われているこの時代に非常にマッチした作品ですね。
もちろん、それだけではなくストーリーもしっかり面白く、前回読んだ『元彼の遺言状』と同じくらい…いやそれ以上に楽しく読ませていただきました!

「あ、僕に似てる人がいる」

今回の推しは松岡紬さん。
彼女は離婚問題を専門とする弁護士さんです。

弁護士さんって響きが非常に美しいですよねぇ。。

僕は基本的に自分のことはポジティブだと思っています。

何か失敗したり怒られたりなど…落ち込んでしまいそうな出来事が起きたとしても

ほろにがい
ほろにがい
まぁ、俺は顔がいいしなぁ

とすぐに忘れることができます。
(正直これをポジティブと呼んでいいのかは疑問ですが。。どちらかというと能天気…?勘違い野郎…?)

そんな僕と似た匂いがしたのが今回の推し、紬ちゃんです!

「執務室、こんなに散らかっていて、仕事できるんですか?」
「えっ。できるけど」
 紬先生は不快そうに口をとがらせる。耳の痛い指摘だったのかもしれない。
「夏までは事務員さんがいたんですよ。でも旦那さんの転勤で引っ越してしまって。それ以来、お父さんと出雲君にも手伝ってもらっているけど、まあ、この有り様というか……私ってどうも整理整頓が苦手で。顔が整いすぎているせいかな」
 紬先生は首をかしげながら、本気なのかジョークなのかわからない一言を付け加えた。

はい、思考回路が全く一緒です。

学生の頃、両親に「なぜこんなに部屋が散らかっているの!?片づけしなさい!」と怒られた時も

ほろにがい
ほろにがい
大丈夫、安心して。部屋が汚いんじゃない。俺が綺麗すぎて相対的に部屋が汚く見えているだけだよ。

と屁理屈を述べていたことを思い出しました。

やはり自分のことが大好きな僕は、自分に似ている人を見つけてしまうと惹かれてしまうようです。

ただ、紬ちゃんは弁護士。僕と比較すると、頭の出来は天と地の差があります。
まぁ、紬ちゃんが自分には持っていないものをもっているからこそ、軽率に恋に落ちてしまったのかもしれませんね。

何をしても可愛いがあふれている。

結局可愛いは正義なんです。

紬ちゃんの可愛さの前に私はひれ伏すことしかできませんでした。
みなさんにもぜひ可愛さをお伝えしたい!…ということで可愛いフェスティバルのスタートです!

「ご結婚は? お子さんは?」
 と質問を浴びせかけた。
「特に予定はありませんが」 
 固い調子で紬が答える。適当に受け流せばいいものを、こういうとき毎度むすっとするのが幼いと感じてしまう。

はい。賢いのにほんの少しだけおこちゃまなのも可愛いです。
書かれているように適当に受け流せばいいものをしっかりと態度に出ちゃうのがめちゃくちゃ愛しいですね。

紬先生は日比谷駅の地下改札を出て、いきなり間違った方向に足を進めた。十五分ほどうろうろして、なぜか有楽町駅にたどり着いた。地上に出てからも、目的地とは反対側の銀座方面に歩きだそうとする。

方向音痴というステータスも今では王道になってきましたね。
でも、王道ですからね。邪道は勝てないんですよ。可愛いですね。

他にも方向音痴エピソードは要所要所で出てくるのですが、方向音痴であることに本人は気づいていないところがより可愛さを際立たせていますね。
自信満々に道を間違える姿を僕は何度も目にしましたが、常に可愛かったです。

話は少し変わりますが、紬ちゃんはたびたび『なぜ結婚するのか理解できない』と口にしています。

「私ね、結婚って意味不明だと思う。だから結婚をやめる人の手伝いなら、進んでやるのよ。みんな結婚、やめちゃえーって思ってるから。縁切り上等! 人の縁を切るのは楽しいのよお。ふふっ」

大丈夫。

今の時代では結婚だけがゴールじゃないですよね。

ゆっくり時間をかけて新しい愛のカタチを二人で見つけたいと思います!

終わりに。

本好きとは到底思えない語彙力で満たされた推し紹介となってしまいましたが。本当に可愛いかったんです!!!!

そして、新川帆立先生の描くキャラクターは女性だけではなく男性も魅力的なキャラクターが多くて、非常に読み応えがあります。

また新川帆立先生の別の作品を手に取りたいなと強く思える読後でした!

『リーガル・ハイ』や『リーガルV』、『99.9-刑事専門弁護士』など、弁護士さんのドラマが大好きでたくさん観てきましたが、そのときの熱が書籍でまた再燃してきてとても嬉しいです。

みなさんもぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。

ABOUT ME
とんこ
本の感想や意見を書くのは苦手ですが、好きになった登場人物について語るのが大好きです。 元気に推しを布教していきます。